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ビオトープの構成としかけ、管理、田んぼのつくり方、お仕事紹介

ビオトープの構成としかけ

桜環境センターのビオトープは、地域の生きものに「出会える」「さわれる」をコンセプトにつくられたビオトープです。見学自由で、どなたでも気軽に散策することができます。また、管理余熱棟のさくらラボにもビオトープに関連する展示があります。さいたま市内のビオトープでは唯一、専従職員がビオトープの管理や解説、調査を行っています。

桜環境センターのビオトープは、地域に昔からあった「農村環境」をモデルに計画しました。
ビオトープは、田んぼを中心とする水辺と植栽などから構成されています。全体は緩やかな勾配があり、一番上手には4段階の深さのある「上の池」、その下で水は2手に分かれ、片方は3枚の「田んぼ」に、もう片方は「細流」に流れていきます。田んぼを経た水は小さな「下の池」に入り、細流に戻ります。

東側(マップの上側)には、植栽エリアがあります。エノキ、ハンノキ、コナラなどを中心にさまざまな樹木が植栽されています。また、細流沿いには、トカゲなどの生きものの隠れ家になる「石積み」があります。

全体に、コンクリートは使用せずに、土と木材で作っているのも特徴のひとつです。全体が生きもののすみかとして機能するようにするための配慮で、補修しながら管理をしています。

 

ビオトープと管理

ビオトープは、「自然のままに放っておくのがよい」と誤解されることが多いですが、多くの場所では管理作業が欠かせません

たとえば、池。池には、トンボなどが卵を産み付けたり、水生生物の隠れ家となるよう、水草が生えています。こうした水草が元々生えている場所は、河川の氾濫原などです。こうした場所では、数年に一度の大水が出た際に、その多くが根こそぎ流されてしまいます。そんな中、わずかに残った株が再び仲間を増やすことができるよう、水草の多くは強い繁殖力を持っています。

一方で、ビオトープの多くは、大水といった「自然の営力」がかからない場所にあります。こうした場所で水草を放っておくと、瞬く間に池は水草に覆い尽くされ、やがて陸地化してしまいます。こうなると、水辺の生きものは、すめなくなってしまいます。いわば、人が自然の営力の代わりに管理をする必要があるのです。

このほかにも、特に造成初期のビオトープは乾燥していることが多いため、多くの外来植物が侵入してきます。また、アライグマやアメリカザリガニなどの外来動物も、侵入してくることがあります。

ビオトープを、地域の生きものがより住みやすい環境にするためには、日頃からの管理作業が必須となります。

 

田んぼのつくり方

ビオトープに設置した田んぼでは、「稲作という農の営みの中で、人と自然がどのように共存してきたかを学び、明らかにする」ことを目的に運営をしています。

田んぼの管理や運営方法については、以下のページをご覧ください。

田んぼのつくり方

 

ビオトープのお仕事紹介

ビオトープの管理の仕事って、どんなことをしているの?そんな疑問のお答えするべく、facebookページで連載した「ビオトープのお仕事」を、ホームページにも転載しました。

ビオトープのお仕事紹介1:田んぼ編
ビオトープのお仕事紹介2:草はら編
ビオトープのお仕事紹介3:湿地編
ビオトープのお仕事紹介4:生きもの調査編
ビオトープのお仕事紹介5:池編
ビオトープのお仕事紹介6:イベントと展示編
ビオトープのお仕事紹介7:ビオトープの未来予想図