新着情報
【イベント報告】2022/12/10,11シーオそだて隊「稲わらで正月飾り作り」
投稿日:2022.12.16
2022年12月10日(土)、11日(日)10:00~12:00、「シーオそだて隊~稲わらで正月飾り作り~」(以下、そだて隊)を実施しました。その様子をご報告します。
今回の作業は、ビオトープ「シーオ」で収穫した稲わらを使った正月飾り作りです。
冒頭にシーオに集合し、材料のイネが育った場所「シーオ」を見学してから、作業会場へ移動しました。
10月9日の「シーオそだて隊”稲刈り”」で刈り取り、影干ししたイネ。
そのイネをスタッフが前日から水につけ、柔らかくなった状態から作業を始めます。
まずは水で柔らかくなったイネの葉を、1本1本、丁寧に取り除いてきれいにします。
最初は「どこまで取ればいいの~!?」と戸惑っていた方も、やがて作業に慣れ、真剣な目つきに変わっていきます。
次に、ワラを束ね、木槌で叩いて柔らかく加工します。
会場中に、木槌でワラを叩く「コンコンコンコン・・・」という音がこだまします。
さらに、ワラ束をねじって、ひねって、しっかり結び、時に親子や参加者同士で協力し合いながら、
あっという間に、素敵な正月飾りが完成しました!
2日間で合計18組38名の幅広い年代の方々にご参加いただきましたが、それぞれの個性があふれる38個の正月飾りができました。
集合写真からは、素敵な作品ができた嬉しさ、協力し合って作業したことで生まれた一体感や充足感が伝わってくるようでした。
そして、最後のまとめの話では、
・シーオや水田のまわりでは、イネを中心に様々な生きもの同士がかかわりあって生きていること。
・作った正月飾りは、そんな生きものたちの命を支えてきたワラでできていること。
・お米をとった後に残るワラも、大切な資源だったこと。しかもリサイクルもできること。
をお伝えしました。
難しい内容の話にもかかわらず、全員が真剣に聞き、考えている様子だったのが印象的でした。
アンケートでは、
「ふだん見たり、さわることのない、わらや、つくることのない、正月かざりなどをみんなで協力して作ることができたから(よかった)。」(小学生)
「子供達にとって、里山や田んぼの環境を知る良い機会になりました。」(30代)
「イネの活用や生態系など田んぼの重要性を理解できた様子でした。」(40代)
といった声をいただきました。
また、多くの大人の方から、「もっと生きものについて知りたい」「ビオトープの管理に興味がある」という声をいただきました。
そのため、来年度から15歳以上の方を対象に、ビオトープに関する新たな仕組みの運用を始める予定です。楽しみにお待ちください。
それまで待ちきれない!という方は、桜環境センター2階アクトセンター(下記参照)にご連絡ください。
最後になりますが、これをきっかけに、身のまわりの田んぼの様子や、そこに集まる生きものたちに、興味を持っていただけたらと思います。
そして、たくさんの生きものの命を支えた稲わらで作った正月飾りとともに、新しい、よき年をお迎えください。参加した皆さん、お疲れさまでした!
次回について
次回のそだて隊は、2月26日(日)シーオそだて隊「真冬のスペシャル生きもの調査」です。
「さいたまの生きmono展」のイベントの1つとして開催します。
初めての方もリピーターの方も、一緒にビオトープ「シーオ」を育てていきましょう!
「シーオそだて隊」は月1~2回のペースで開催しています。
【 シーオそだて隊】の今後の予定と、過去の様子はこちらからご覧いただけます。
【お問い合わせ】
桜環境センター環境啓発施設2階 アクトセンター
Tel : 048-710-5345 Fax : 048-839-6387
E-mail : sakura★com-sup.com(★を@に変えてください)
新着情報Topics
- 2025.01.12
- 【お知らせ】桜環境新聞019号が出来ました!
- 2024.12.20
- 【イベント報告】桜クリスマスコンサート
- 2024.12.17
- 【イベント報告】シーオそだて隊「稲わらで正月飾り作り」
イベント情報Event Information
- 2025.01.10
- 【2/9開催】桜リユースマーケット(持ち帰り)
- 2024.12.26
- 【2/9~2/28開催】さいたまの生きmono展
- 2024.12.14
- さいたまの生きもの写真大募集!