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【イベント報告】シーオそだて隊「初夏の生きもの大調査」

2024年5月26日(日)10:00~11:00、「シーオそだて隊~初夏の生きもの大調査~」(以下、そだて隊)を実施しました。その様子をご報告します。

今回の作業は、ビオトープ「シーオ」の「生きもの調査」です。シーオで生きものを探し、その名前や確認形態(成虫・幼虫など)を記録します。

記録したデータは、スタッフが毎日実施するの「生きもの調査」のデータと一緒に、ビオトープのモニタリングデータとして使います。簡単そうに見えますが、シーオの「健康診断」のような、とても重要な作業です。

 

当日は、お天気にも恵まれ、12組37名もの皆さんが集まりました。初めて参加した方も、何度も参加している方も一緒に、調査方法の確認と危険予知訓練をしてから、作業開始です。

 

初夏になり、生きものたちも活発に動いていたこの日。
あちらこちらを探したくなる気持ちを抑えつつ、池や田んぼの中をじっくりと探しました。

 

「カエルが!そっちに行ったよ!」「トンボが全然捕まらない!」「しゃがんで草むらを探してみよう!」
と、調査エリアでは、参加者・スタッフ関係なく、常ににぎやかな声が飛び交っていました。

 

当日は埼玉県の準絶滅危惧種トウキョウダルマガエルも含め、30種もの生きものを記録することができました。
その中でマミジロハエトリ、イネクビボソハムシは、ビオトープ「シーオ」で初確認になりました。このデータは、2024年5月26日の大切な記録として、全てデータベースに記載しました。

 

参加された皆さん、お疲れさまでした!確認・記録できた生きものはこちらをご覧ください。

 

そして、今回は、シーオそだて隊直後、小学校3年生以上の方を対象に「シーオささえ隊ぷち“種名調べ”」を実施しました。
シーオそだて隊で捕まえた生きものたちの種名を、スタッフと一緒に詳しい判定ポイントが載っている図鑑を何冊も使いながら調べました。

参加された皆さんからは、
・索引から調べて、分布図や色、特徴から種名を同定していく流れが子供たちも初めてで、とても興味深く、楽しいイベントでした!またぜひお願いします。(40代)
・生き物の違いの見分け方がわかって、とても勉強になりました。(小学生)

という声が寄せられました。本当に難しい作業でしたが、そんな難しさも楽しんでいる様子が印象的でした。
皆さん、お疲れさまでした!

次回のそだて隊は、6月9日(日)田植えです。

初めての方もリピーターの方も、一緒にビオトープ「シーオ」をそだてていきましょう!

【 シーオそだて隊】の今後の予定と、過去の様子はこちらからご覧いただけます。

 

見つけた生きもの

【コウチュウのなかま】
ナナホシテントウ
コアオハナムグリ
クロウリハムシ
ゴミムシダマシのなかま(おそらくヒメスナゴミムシダマシ)
イネクビボソハムシ(初確認)
ヨモギハムシ

【チョウ・ガのなかま】
モンシロチョウ
ベニシジミ
コムラサキ

【トンボのなかま】
シオカラトンボ(成虫・幼虫ともに確認)
オオシオカラトンボ(成虫・幼虫ともに確認)
ショウジョウトンボ
アオモンイトトンボ
ギンヤンマ(終齢幼虫)
アキアカネ

【バッタ・コオロギのなかま】
クビキリギス

【ハエのなかま】
サキグロムシヒキ(ムシヒキアブという大型のアブのなかまです)

【水生昆虫】
アメンボ
コマツモムシ

【その他昆虫】
カマキリのなかま(幼虫/若齢のため未判定)
ネズミモチハバチ(幼虫)
ハグロハバチ(幼虫)
チャバネゴキブリ(ビオトープで必要不可欠な「自然の掃除屋さん」です)

【クモのなかま】
マミジロハエトリ(初確認)
ハナグモ

【カエルのなかま】
トウキョウダルマガエル(成体/おとな)
トウキョウダルマガエル(幼生/オタマジャクシ)
ニホンアマガエル(幼生/オタマジャクシ)
ヌマガエル

【その他】
セスジビル(大型のヒルの仲間ですが、血は吸いません)
ヨコエビのなかま

 

【お問い合わせ】
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