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【イベント報告】シーオそだて隊「春の目覚めの生きもの調査」
投稿日:2024.03.28
2024年3月24日(日)13:30~14:30、「シーオそだて隊~春の目覚めの生きもの調査~」(以下、そだて隊)を実施しました。その様子をご報告します。
今回の作業は、ビオトープ「シーオ」の「生きもの調査」です。シーオで生きものを探し、その名前や確認形態(成虫・幼虫など)を記録します。
記録したデータは、スタッフが毎日実施中の「生きもの調査」のデータと一緒に、ビオトープのモニタリングデータとして使います。簡単そうに見えますが、シーオの「健康診断」のような、とても重要な作業です。
当日は、今にも雨が降りそうな曇り空でしたが、13組33名もの皆さんが集まりました。初めて参加した方も、何度も参加している方も一緒に、調査方法の確認と危険予知訓練をしてから、作業開始です。
暖かかった3月上旬とは比較にならないほど寒くなり、生きものたちも隠れ気味だったこの日。
田んぼの中や草むら、
そしてたい肥場の中(軍手持参者のみ探索OK)も、目をこらしながら探します。
「ヤゴがいた!!」「ミミズみたいだけど、違う生きものだよ!!」「これは…なんだろう??」
と、調査エリアでは、参加者・スタッフ関係なく、常にぎやかな声が飛び交っていました。
当日はヤゴ(トンボの幼虫)などを中心に、26種もの生きものを記録することができました。その中でヒメナガメ、シロヘリクチブトカメムシは、ビオトープ「シーオ」で初確認になりました。このデータは、2024年3月24日の大切な記録として、全てデータベースに記載しました。
一方、「あまり生きものを見つけられなかった」という声もありましたが、それもそのはず。ビオトープ「シーオ」は「野生の生きものがすむ場所」なので、寒い日は生きものを見つけることが難しくなります。
特に昆虫の仲間は、寒いとうまく動くことができません。そんな状態で天敵に見つかってしまうと食べられてしまうので、ここにいる生きものたちはみんな、命をかけて身を隠しています。今回、うまく見つけられなかった人は、ぜひ次回のそだて隊や、毎日入れるビオトープ「シーオ」で、生きもの探しに再チャレンジしてみてください。
参加された皆さん、お疲れさまでした!
確認・記録できた生きものは下記(下段落)の通りです。
次回のそだて隊は5月6日(月・祝)シーオそだて隊「イネの種まき」です。詳しくはこちら。
初めての方もリピーターの方も、一緒にビオトープ「シーオ」をそだてていきましょう!
【 シーオそだて隊】の今後の予定と、過去の様子はこちらからご覧いただけます。
見つけた生きもの
【コウチュウの仲間】
ナナホシテントウ(成虫/幼虫)
テントウムシの仲間(蛹/種不明)
シロテンハナムグリ(幼虫)
チャバネゴキブリ(幼虫)
コメツキムシの仲間(幼虫)
【チョウ・ガの仲間】
ガの仲間A(幼虫/種不明)
ガの仲間B(幼虫/種不明)
【トンボの仲間】
シオカラトンボ(幼虫)
ギンヤンマ(幼虫)
アオモンイトトンボ(幼虫)
ショウジョウトンボ(幼虫)
【バッタ・コオロギの仲間】
ツチイナゴ
【カメムシの仲間】
シロヘリクチブトカメムシ(初確認)
ヒメナガメ(初確認)
【ハエの仲間】
アブの仲間(幼虫/種不明)
【水生昆虫】
コマツモムシ
ハイイロゲンゴロウ
【鳥の仲間】
トビ(上空に飛来)
コサギ(そだて隊終了直後、田んぼに飛来)
【その他】
オカダンゴムシ
ナメクジ
ウスカワマイマイ(カタツムリの仲間です)
クモの仲間(幼体/種不明)
ミミズの仲間
ヨコエビの仲間
ハサミムシの仲間
今回は、種を判定できないほど、小さく、様々な生きものを見つけることが出来ました。こういった小さな生きものたちも、ビオトープ「シーオ」の大切な仲間です。種判定は難しいですが、「よくわからない」生きものたちにも、ぜひご注目ください。
【お問い合わせ】
桜環境センター環境啓発施設2階 アクトセンター
Tel : 048-710-5345 Fax : 048-839-6387
E-mail : sakura★com-sup.com(★を@に変えてください)
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