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【イベント報告】2022/11/20シーオそだて隊「セイタカアワダチソウを抜いちゃおう!」
投稿日:2022.11.23
2022年11月20日(日)13:30~14:30、「シーオそだて隊~セイタカアワダチソウを抜いちゃおう!~」(以下、そだて隊)を実施しました。その様子をご報告します。
今回の作業は、ビオトープ「シーオ」の周囲の外来植物「セイタカアワダチソウ(※下記の「外来生物ってなあに?」参照)」の抜き取り作業です。数日前~当日にかけての雨予報もありましたが、なんとかお天気ももち、2組3名の皆さまと一緒に作業を進めました。
最初にセイタカアワダチソウや外来生物のお話をしてから、敷地内のセイタカアワダチソウを探しに出発しました。ですが、作業場所を見渡しても、特徴的な黄色い花はあまり見当たりません。
それもそのはず。昨年の「ビオトープそだて隊2021」の活動の成果もあってか数が減り、さらに施設の植栽管理のタイミングが重なって花が見えにくくなっていたのです。
最初から作業の難易度が高いことを知りながらも、参加者の皆さんはやる気満々。
悩みながら数本のセイタカアワダチソウを抜くと、ふいに小学生の参加者が、
「わかった!セイタカアワダチソウは、葉っぱがざらざらなんだよ!」
と、素敵な発見を口にしてくれました。
大人も「ほんとだ!その通りだね!!」と驚き、その後は全員の作業スピードがアップ。
軍手を外して葉を触り、「これはセイタカアワダチソウだ!」「これはふわふわな手触りだから違うね」などと声をかけあいます。なかなか見つけられない、植栽の中に生えていたものや、背丈の低いものまで見つけ出し、徹底的に抜いていきました。
抜き取ったセイタカアワダチソウは、30分ほどでタライ1杯分にもなりました。
最後はこのセイタカアワダチソウをたい肥場に運び、たい肥化するためにこまかくちぎって終了です。
最後に撮影した集合写真からは、参加者もスタッフも、全員が充実した時間を過ごした様子が伝わってきました。
また、アンケートでは、
「外来生物(植物)の話をしっかりきいていました。考えるきっかけになったと思います!」
という感想もいただきました。
参加者の皆さん、お疲れさまでした!またお会いできるのを楽しみにしています!!
次回について
次回のそだて隊は、12月10日(土)、11日(日)シーオそだて隊「稲わらで正月飾り作り」です。
初めての方もリピーターの方も、一緒にビオトープ「シーオ」を育てていきましょう!
「シーオそだて隊」は月1~2回のペースで開催しています。
【 シーオそだて隊】の今後の予定と、過去の様子はこちらからご覧いただけます。
外来生物ってなあに?
ヒトによって運ばれてきた生きものを「外来生物」と言います。
外来生物は「外国産の生きもの」だけではありません。
国内の生きものであっても、本来の生息地からヒトによって移動させられたものはすべて、外来生物です。
もっと詳しくはこちら。
●セイタカアワダチソウについて
北アメリカ原産の植物です。1890年代に観賞用などの理由で持ち込まれ、1940年代に、各地で爆発的に増殖しました。
セイタカアワダチソウは根から次々と新しい株を出したり、他の植物の成長を阻害する物質を出したりすることで、大きな群落を作ります。すると、そこに生えていた他の植物は生えられなくなったり、その植物を利用していた生きものはすみかをなくしたり、と、生物の多様性が低下します。
日本の生態系に大きな影響を及ぼすことから、日本生態学会が定めた「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されています。
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