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【イベント報告】2021/12/19・26開催「シーオそだて隊」

2021年12月19日(日)、26日(日)13:30~14:30、「シーオそだて隊~真冬の生きもの大捜索!~」(以下、そだて隊)を実施しました。2日間の参加者は、のべ15組41名。大勢の参加者のみなさまとにぎやかに進んだそだて隊でした。その様子をご報告します。

生きもの調査の様子

 

今回の作業は真冬の生きもの大捜索と称したビオトープの「生きもの調査」です。

この調査はビオトープの健康診断のようなもの。毎日、スタッフが確認した生きものを記録し、ビオトープの管理がきちんとできているか、外来生物等が侵入していないかなどをチェックしています。

 

今まで、冬の生きもの調査は、生きもの探しに手間がかかるため、調査対象を見える範囲にとどめていました。ですが、今までのそだて隊の様子から、「もし大勢でやったらすごい成果が得られるのでは!?」と考え、今回の実施に至りました。

 

調査を始めると、草むら、木の枝の間、落ち葉の裏、田んぼの中など、それぞれが全力で生きものを捜索。

 

泥の中の生きものを捜索中。

 

最初は「生きものなんているのかなぁ?」と不安顔だった皆さんも、時が経つにつれて目がキラキラと輝きだし、次々と生きものを発見。
あちらこちらから、「こんなの見つけた!」「これってなに?」という声が上がるようになりました。

 

捕まえた生きものをじっくり観察。

 

 

最終的に、19日は14種、26日は7種の生きものを発見。特に26日は厳寒の中の調査となりました。この成果は、冬の調査としては大・大成功です。見つけた生きものは調査票に記録し、モニタリングデータとして活用します。参加した皆さん、お疲れさまでした!

次回は2022年1月30日。今回と同じく、真冬の生きものを探します。
次回もぜひご参加ください。

 

見つけた生きもの

2021年12月19日(日)

[トンボの仲間]
シオカラトンボ、ギンヤンマ、イトトンボの仲間
※すべてヤゴ(幼虫)で確認

ギンヤンマの幼虫(ヤゴ)

 

[クモの仲間]
ハエトリグモの仲間、コモリグモの仲間(2種)

[水生昆虫]
マツモムシ、ハイイロゲンゴロウ

[その他昆虫]
ナナホシテントウ、カイガラムシの仲間、カメムシの仲間(卵)、イラガ(繭)
ガの仲間(幼虫)(※)
※当日たくさん捕まえたのにわからなかったイモムシです。調べてみると、おそらくメイガ科フタスジシマメイガではないか、というところまでわかりました。
 幼虫の間は枯葉や落ち葉を食べます。

[昆虫以外の生きもの]
サカマキガイ(淡水にすむ貝の仲間です)

 

12月26日(日)

[トンボの仲間]
シオカラトンボ、ギンヤンマ、イトトンボの仲間
※すべてヤゴ(幼虫)で確認。ショウジョウトンボ?と思った幼虫はシオカラトンボでした。

[水生昆虫]
マツモムシ、ハイイロゲンゴロウ

[昆虫以外の生きもの]
サカマキガイ(淡水にすむ貝の仲間です)、ヨコエビの仲間

利用案内Guidance

利用時間9:00~17:00
休館日月曜日
(休日の場合は、次の休日でない日)
電話番号048-710-5345
FAX048-839-6387