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【イベント報告】サマースクール2022「七夕馬作りに挑戦!」

2022年8月3日、桜環境センターのサマースクール2022「七夕馬作りに挑戦!」を開催しました。
その様子をご報告します。

 

このイベントでは、ビオトープ「シーオ」に生える「マコモ」という植物を使ってさいたま市の伝統的な七夕飾り「七夕馬(たなばたうま)」を作ります。

まずは伝統的な七夕についての事前講義を聞いてから、七夕馬作りに取り掛かります。

 

 

 

七夕馬はヒモやテープなどは一切使わず、マコモを切ったり編んだりしながら作る飾りです。
「その昔は一家の主が作っていた」
という記述も市史(旧浦和、大宮、与野、岩槻市史)に残っており、さいたま市周辺では大人が作るものでした。

 

マコモを折り曲げたり、巻き付けたり、時には「きゅっ!」と結んだりと、小学生にとっては難しい工程が続きます。

 

 

参加者の皆さんの目も真剣そのもの、です。

 

 

難しいところもスタッフと一緒に1つずつ乗り越え、最後にはりっぱな、1.5mほどの七夕馬が完成!
完成した七夕馬はどれもそれぞれの方の「味」があり、とても素敵なものでした。

 

 

このマコモを使った七夕馬作りですが、「この時期に馬を作るためにマコモを刈り取ることで、水辺にマコモが生えすぎないようにしていたのではないか。」とも言われています。

マコモは、放っておくと水辺に生えすぎてしまい、やがてはそこが陸になり、マコモ自体が生えられなくなります。すると、マコモを頼りに生きていた生きものたちは、いなくなってしまいますし、マコモを使っていた人間も困ってしまいます。
もしかすると、さいたま市付近では七夕馬作りを通して、人間と身近な自然がうまく付き合って来たのかもしれません。

 

さて、次回はシーオそだて隊は2022年8月21日(日)「真夏の生きもの大調査」です。
奮ってご参加ください。

シーオそだて隊」は月1~2回のペースで開催しています。

【シーオそだて隊】の今後の予定と、過去の様子はこちらからご覧いただけます。

 

七夕馬について

詳細を動画にまとめました。
詳しく知りたい方はこちらの動画をご覧ください。

(画像をクリックすると動画が視聴できます)↓