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【イベント報告】ビオトープクラブ「ビオトープ産黒米で鏡餅作り」

ビオトープクラブ「ビオトープ産黒米で鏡餅作り」

年の瀬が迫る12月28日(土)、「ビオトープ産黒米で鏡餅作り」を開催しました。年末の押し詰まった時期の開催にも関わらず、9組20名の方々にご参加いただき、大きな鏡餅を作りました。

材料として使うもち米は、ビオトープの田んぼで育ててた古代米の黒米。出来上がる鏡餅は、珍しい黒紫色の鏡もちになります。お餅を搗く前に、このお米が育ったビオトープの田んぼをみんなで観察して周りました。

いよいよ餅つき。蒸しあがった黒米をスタッフがこね、まとまってきたら餅つきの開始。大人から子どもまで、順番に並んでペッタンペッタン。
「杵が重い!」
「意外と力がいるね。」
参加者同士で声を掛け合いつつ、2升4合のもち米をつき、餅を作っていきました。

つきあがった黒紫色の餅は、まるで「あんこ」のよう。
鏡もちにするため、4回に分けて搗いた餅を2つにまとめ、餅つきは終了。

イベント最後に、今搗いたお餅から田んぼに思いをはせつつ、こんなお話しをさせていただきました。
・さいたま市桜区新開付近には、かつて多くの田んぼがあったこと、
・そこに多くの地域の生きものが生息していたこと、
・その田んぼが宅地化などによって減少し、生きものがどんどん少なくなっていること、
・そんな中で、田んぼとともにあった文化を大切にし、田んぼを維持していくことが、結果的に生きものを大切することにつながること、

ご参加いただいたみなさんからは、
・楽しく参加ができた。ビオトープの見学も、寒かったがおもしろかった
・いろいろなことにチャレンジ出来てたのしかった
・自然のことについて、文化について、勉強になった
・文化と自然が一緒である点よく理解できた
といった声が寄せられました。

イベント終了後、鏡餅は少し乾かしながら固め、年明けに正面玄関でお披露目しました。珍しい黒い大きな鏡もちは、温浴施設に訪れた多くの方が足を止め、興味深そうにのぞき込んだりじっくりながめたりしていました。