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【イベント報告】生きもののすみかづくり

エコアップ隊~生きものの棲み処づくり~開催!

12月15日(土)、コウモリ類のねぐら「バットボックス」を作りました。その様子をお知らせします。

「エコアップ隊」はビオトープの機能アップを目的としたイベントです。
今回のターゲットはコウモリ類。
ビオトープには彼らの食べ物(昆虫類)が豊富にある一方、
ねぐらとなる構造物はありません。
そこで、コウモリが利用できるバットボックスを作り、
より多様な生きものがビオトープを利用できるようにすることが目的です。

まずは桜環境センター・ビオトープ&コウモリについてのレクチャー。
「コウモリってどんな生きもの?」と聞くと、
「血を吸う?」
「きもちわるいイメージ?」
とコウモリに対してあまり良いイメージを持っていない様子の皆さん。

そんな中で、
・身近なアブラコウモリは昆虫を食べる
・ねぐらは人の家など
・羽毛じゃなくて毛が生えている
と写真付きで紹介すると、
「コウモリって、かわいいね。」
とイメージががらりと変わった様子でした。

バットボックスの構造は、「こうすれば必ずコウモリが利用する」というものがまだ確立されていません。
雨風がしのげ、光が入らず、構造物の下に2㎝未満の隙間を作る、というヒントをもとに、桜環境センター・オリジナルバットボックスを作り上げていきました。

まるで鳥の巣箱のような構造物ですが、
・内側はコウモリがつかまりやすいように彫刻刀でけば立たせる
・下の隙間は1.8~2㎝
・コウモリが飛んできてつかまれる場所を下に作る
といった点に注意をしながら作成。
お子さん2名は彫刻刀や金槌を使うのは初めてで、とても緊張した様子でした。

参加者4名+スタッフ2名でバットボックスができた時には、思わずみんなで万歳!
「これをコウモリが利用してくれるといいですし、利用しているか見に来るのが楽しみです」
「達成感がすごかったです!」
「釘を打つのが楽しかった!」
「大変だったけど楽しかった!」
と感動もひとしおでした。

このバットボックスは、長持ちするようにスタッフが塗装し、
近いうちにビオトープ内に設置する予定です。
また、11月~3月ぐらいまでは、コウモリたちは冬眠中。
利用が始まるのは次の春からになります。
これをコウモリたちが利用するのか、
はたまた違う生物のすみかとなるのか、ぜひご注目ください。
参加したみなさま、お疲れさまでした!

利用案内Guidance

利用時間9:00~17:00
休館日月曜日
(休日の場合は、次の休日でない日)
電話番号048-710-5345
FAX048-839-6387