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【イベント報告】さいたまの生きmono講座 ダンゴムシは地球を救う?

2月17日(日)に「さいたまの生きmono講座」を開催しました。

今年の講座は、ダンゴムシのお話。タイトルは【ダンゴムシは地球を救う? ー生きものから見えてくる身近な環境のおはなしー】です。

 

庭先や学校、そして桜環境センター・ビオトープでもよく見かけるオカダンゴムシを題材に、生きものを深く観察をすることの面白さや、生きもの同士のつながりを学びました。参加者は幼児から80代まで、幅広い年代の14組32名。「子供のころに集めて遊んだ。」「庭先でよく見かける」という方から「ダンゴムシ大好き!いろんなこと知ってるよ!」という小学生まで興味の度合いも様々でした。

 

講座冒頭では、まず室内でオカダンゴムシの体を観察。
「自分の顔と同じパーツ、目・鼻・口、ある?」と問いかけると、真剣に小さなオカダンゴムシを観察する参加者の皆さん。「こんなに真剣に見たことなんてない」という声があちらこちらで上がっていました。

 

そして、「ダンゴムシはいま、なにをしているのだろう?」という問いかけとともに、桜環境センターの屋外にあるビオトープへ。真冬のビオトープでオカダンゴムシを探しますが、冬眠中のため、姿はなかなか見つかりません。探す前に「いまは冬眠してる!」と言っていた小学生も、実際に「ダンゴムシは冬に冬眠するはず。」と知っていた参加者も「実際に自分の目で探し、本当に姿が見えないことがわかって驚いた。」と興奮した様子で語っていました。

 

最後はビオトープの堆肥場をひっくり返し、土の中で暮らす生きものを観察しました。オカダンゴムシをはじめ、土の中で暮らしている生きものが、落ち葉などを分解し、土に戻す役割を担っている話をし、
①生きものの観察をするときは「生きもの同士のつながり」に着目!
②身近な生きものも、時にはじっくり観察しよう!
※ただし、観察した生きもの・動かした枝や石などは必ず元の場所に戻そう!元に戻さないと、そこの環境に思いもよらない影響を及ぼすことも!?
とまとめて講座を締めくくりました。

 

参加者の皆さんからは、
「子供から大人まで楽しめた。テンポも雰囲気も良かった。」
「生きもの・植物のサイクルがわかってよかった。」
「ダンゴムシ探しが楽しかった。物質循環や外来生物としての側面など、まとめがしっかりしていた。」
など、たくさんの感想をいただきました。中には「まだ字が書けないけど、楽しかったから」とアンケート用紙にダンゴムシの絵を描いてくれたお子さんもいました。

 

桜環境センターでは、今後も身近な生きものについての講座を行ってまいります。

また、当センターのビオトープはいつでもどなたでもご覧いただけますし、不定期開催ではありますが、「ビオトープミニガイド」も週末に行っています。

イベント情報は、月1回発行のメルマガでお知らせしています。メルマガご希望の方は桜環境センター2階環境啓発施設までメールにてお申し込みください。(メールアドレス: sakura★com-sup.com ★を@に変えてください。) 

 

 

 

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