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【イベント報告】エコアップ隊「外来草本の抜き取り」

エコアップ隊~外来草本の抜き取り編~実施報告

6月17日、薄曇りの中、「エコアップ隊~外来草本の抜き取り編~」を開催しました。その様子をご報告します。

このイベントは、ビオトープの管理作業への参加を通して、ビオトープの管理手法を学ぶとともに、機能の向上(=エコアップ)を目指すものです。今回はビオトープに生える外来種の草の抜き取り作業を行いました。

参加者のみなさんは、立場は様々。キャンパス内でビオトープづくりをすすめる大学生や、国の研究機関にお勤めだった方、近隣の自治会の方々などなど。異なるバックグラウンドながらも、地域の自然をどのように残し、活かし、育てるか、熱意を持った方々ばかりでした。

まずは、座学。基礎的な知識について、確認の意味も含め、以下の点について学びました。
・外来種とは何か
・外来種を取り巻く法律
・ビオトープでの外来草本の駆除方針

つづいて、いよいよ実践。今回は、セイタカアワダチソウ、メマツヨイグサ、ヒメジョオン、メリケンガヤツリといった、今の時期に目立ち、このあと花を咲かせて実を付ける外来種を除去します。

ビオトープは、すっかり夏の装い。草、草、草・・・。最初は、どの草が対象種かわからなかった参加者も、識別のポイントをによく似た比べ、触り、香りをかぐなかで、だんだんと見分けがつくようになりました。種類が分かれば、こちらのもの。次々に外来種を抜いていきました。

抜き取った草を堆肥場へ捨てにいくと、ひょっこり、トウキョウダルマガエルが出てきました。「こんな生きものがここにいるんだね」と、皆さんにっこり。あっという間に、時間が過ぎていきました。参加の皆さん、暑い中お疲れさまでした。

エコアップ隊は、今年度はあと2回あります。ビオトープの管理に興味のあるみなさん、ぜひお楽しみに。