さいたま市桜環境センター

事前に定員となり、多くの親子連れのみなさんにご参加いただいた今回のテーマは「春の目覚め」。主に植物に焦点を当て、春の目覚めの様子の観察から、種類毎の生き残り戦略や工夫、その一生に迫ります。

簡単な室内でのレクチャーのあと、いよいよ外へ。より多くの植物に全員で目を向け、じっくりと観察することを狙いに「春の”目覚め”と”眠い”探しゲーム」をしました。

ルールは、
1．各グループ3枚ずつ「目覚め」タグと「眠い」タグを持つ。
2．ビオトープの植物を観察し、目覚めを迎えていると思ったら（個人のフィーリングでＯＫ）「目覚め」タグ、まだ寝ているようなら「眠い」タグをかける。
3．タグの裏には、そう思った理由を書く。

制限時間は30分。
「花が咲いてるから”目覚め”札！」
「こっちは葉っぱが出てる！”目覚め”！」
と、順調に目覚めタグをかけていきます。
一方で“眠い”タグは、
「葉がないから、”眠い”・・・？」
「目立たなくてむずかしい・・・」
と悩む場面も。

しばらくすると、
「あ！カエル！！！」
と参加者が叫びました。なんと運よく、冬眠から目覚めたばかりの二ホンアマガエルが姿を現したのです。これには参加者一同大興奮。

タグ付けが終わったら、みんなでビオトープを歩きながら、レビュー。たくさんの「目覚め」と「眠い」タグを確認しながら、付けた理由をインタビューすると、たくさんの子供達が「こんなことがあった」と観察して見つけたこと、気づいたことを話してくれました。続いて、スタッフからスギナ（ツクシ）、ノジスミレ、オオイヌノフグリなど、いくつかの植物について、植物の一生や繁殖戦略などをご紹介しました。
事後アンケートには「また来たい」「楽しかった」「近くの公園でも観察したい」との声がたくさん書かれていました。

2018年度も、「ビオトープクラブ」をはじめ、「田んぼクラブ」「エコアップ隊」、展示など、様々なイベントを計画しています。お申し込み方法など、詳細はさいたま市報、facebook、桜環境センターホームページ等でお知らせしますので、楽しみにお待ちください。